2018年11月1日付で学会誌21巻7号を発刊しました。

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巻頭言

エレクトロニクス実装技術と表面処理技術の20年,JIEPの20年
 /大阪産業技術研究所 藤原 裕

特集/IoT時代を支える最新の電磁特性技術

特集に寄せて
 /日本航空電子工業 池田浩昭625
配線パターンの高周波帯での特性を利用したIoT時代のEMC設計
 /トーキンEMCエンジニアリング 原田高志626
プリント配線板に発生するコモンモード電流とその放射に関する近傍磁界による分析─シミュレーションを用いて
 /emデータサービス 伊神眞一,日本アイビーエム 藤尾昇平631
磁性体を用いた平面型電磁ノイズ抑制体のメカニズムと設計
 /秋田大学 室賀 翔,田中元志,東北大学 遠藤 恭635
超小型LSIにおけるインプットインピーダンス低減手法の検討
 /アポロ技研 遠藤 聡640
ノイズ低減設計の事例と原理
 /パナソニック 大住秀夫647
EMC設計技術実践講座での複数基板の改版結果に基づくGNDベタ設計ルール
 /NECソリューションイノベータ 矢口貴宏653

研究論文

行動センシング向けセンサモジュール搭載シューズの開発
 /富士通研究所 島内岳明,勝木隆史,豊田 治,谷 元昭662
概要

人の行動センシングのためセンサモジュールの開発を行った。このセンサモジュールは,マイクロコンピュータ,通信モジュール,センサとバッテリで構成しており,取得したセンサデータは,リアルタイムでスマートフォンに送られ保存される。搭載したセンサは,3軸加速度,3軸角速度,3軸地磁気,3つの圧力,曲げ,気圧と温湿度で,325mAhのバッテリにより約42H駆動が可能である。このセンサモジュールをシューズのインソールに搭載し,その両足の動きのデータから,人がどの様なバランスやリズムで,あるいはどのような特徴のある歩き方をするのか,また,いつどこでどの様な行動をとったかなど,人の行動センシングが可能であること実証した。

温調エアシャワー循環方式による温度サイクル試験の迅速化と均熱化の両立
 /豊田中央研究所 生野 元669
概要

電子部品は樹脂やセラミックス等の熱伝導率が低い材料で構成されるため,均一かつ迅速に冷熱することが難しい。これまでに,温調エアシャワーを供試体の周りに循環させる簡易な装置で,均一かつ迅速な温度制御を可能にする冷熱試験システムを開発した。また,実用電子回路基板について,開発装置の方が目標温度への到達が早いとともに,温度分布が均一であることを確認した。本論文では,体積と重量がさらに大きく,迅速かつ均一な冷熱がより難しい実用電子部品を用いて冷熱サイクル時の温度変化を実測し,内部熱容量が大きい場合にも,開発装置の方が目標温度への到達が早く,温度分布も均一であることを確認した。

講座

「シグナル・インテグリティ講座」第4回: クロストーク
 /シグナル・インテグリティ コンサルタント 碓井有三676

研究室訪問

筑波大学大学院システム情報工学研究科集積システム研究室(安永研究室)
 /筑波大学 安永守利684

 

投稿論文査読・校閲のお礼685
Vol.21 総目次686
マイクロエレクトロニクスシンポジウム(MES)2018セッションサマリー689
MES2018 ミッションフェローセッション開催報告695
ミッションフェローの広場697
本会だより698
会告①~③
学会誌等の投稿規程/運用細則・査読について・原稿執筆の手引き・INFORMATION FOR AUTHORS④~⑫

賀詞広告募集
第33回エレクトロニクス実装学会 春季講演大会のご案内




■会 長
益 一哉
■副会長
齊藤 雅之  内木場 文男
■ 編集委員会
委員長 日暮 栄治
副委員長 青柳 昌宏
委員(五十音順)
赤星 晴夫  安東 泰博  碓氷 光男  王  建青  大久保利一  越地 耕二
澤田 廉士  白石 洋一  平  洋一  西  剛伺  原  靖彦  藤野 真久
宝藏寺裕之  三宅 敏広  山内  仁